きんたろからリカに電話が来ました。
（きんたろとは・・・ずっと夢だった空挺団に入隊して日々厳しい訓練を頑張っている金太郎似のリカの彼氏です）

「荷物リカに送ったから」
「なんの？」とリカ
「バター飴とネックレスとマグカップ」・・・・

送ってきた写メには、バター飴とネックレスと、パラシュートの絵のついたマグカップが写っていたそうだ。

リカは言った「このマグカップなに？」

「空挺団のマグカップだよ！カッコいいでしょう」

「うーん・・・・・・・」

「じゃあ、空挺団のＴシャツは？送ろうか？」

「どんなの？」

「パラシュートがかいてあって、超かっこいいやつ。友達も、みんな欲しがってるんだ。送ってってさ」

「いらない」

「え？・・・どうして？！普通はなかなか手に入らないんだよ。どこでも売ってないし、みんな欲しがるんだよ」

「だって着ないもの」

「じゃあ姉ちゃんはどうかな。欲しいんじゃないかな」

「いらないって言ってた」

「・・・・・ふーん・・・・・」

きんたろは、自慢のグッズに無関心な娘たちに心底呆れ傷ついた様子・・・。

私に聞いてくれたらよかったのに
そうしたら、喜んで送ってもらうのになぁ～

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